二日酔いにしじみ《オルニチン》!!ただし蜆は取りすぎると逆に肝臓に負担になることも?メリットとデメリットをきちんと理解しよう。

「しじみ70個分のちから」など、永谷園の大ヒット商品のおかげで世に浸透した「しじみのオルニチン」。名前は聞いたことあったり、なんとなく2日酔いの日にはしじみのおみそ汁を飲んでいる人も多いのではないですか?

なぜこうもしじみが二日酔いに効くとされるのか、また、デメリットはあるのかなどを学びましょう。

しじみに含まれる二日酔いに効く成分

・オルニチン(アミノ酸)
アルコールは肝臓にて有害物質「アセトアルデヒド」となった後に、無害な水と二酸化炭素に分解されます。このアセトアルデヒドの状態で肝臓が分解しきれずにいると、吐き気や頭痛を引き起こすのです。
二日酔いを解消するためには、いかに「アセトアルデヒド」を分解するか。オルニチンの『オルニチンサイクル』という働きで、アセトアルデヒドの分解をする・・・つまりダブルで解毒をすることになるので、アルコールが早く抜けるのです。肝臓自体の仕事も減らしてくれるので、肝臓の負担も減ります。

・アラニン(アミノ酸)/グルタミン(アミノ酸)
アミノ酸であるアラニンと、グルタミン。グルタミンなんかは旨み成分としても有名ですよね。これらのアミノ酸はアルコールを代謝するときに必要な酵素の活性を高めてくれます。

・メチオニン(アミノ酸)
メチオニンもオルニチンの同じく、肝臓に含まれる毒素を解毒してくれる働きをします。

・タウリン(アミノ酸)
タウリン1000mg配合!っていうフレーズだけが頭にある人も多いのではないでしょうか?タウリンはアミノ酸のひとつで、肝臓が作る「胆汁」の働きを活発にしてくれるのが役割りです。他にも肝臓の細胞の再生を促進させたり、肝臓の栄養剤になります

・ビタミンB12 (ビタミン)
ビタミンはお肌によいみたいなイメージがありますが、炭水化物・脂肪をエネルギー変えたり、肝臓で毒性のあるものを無害なものに変えたり、そういった「変換」の際に使われます。ビタミンB12も肝機能を高めてくれる重要なビタミンで、さらに様々な食品のなかでしじみがトップクラスにビタミンB12の含有量が多いです。

しじみの気をつけたい成分は鉄分!
肝臓によいしじみですが、そのかわり1点だけ、気をつけやいポイントが。しじみやレバーなどには鉄分が多く含まれるのですが、この鉄分、貧血の防止などには役立つのですが、この鉄が肝臓に蓄積してしまい、肝機能障害を起こす可能性があるのです。もちろん、二日酔いの朝にしじみのおみそ汁を飲むくらいは大丈夫ですので、毎日摂取をしすぎないようにはしておきましょう。

あとは、ビタミンCは鉄分を吸収しやすくしますので、一緒に摂取することは控えましょう。反対にお茶は鉄の摂取を妨げる効果がありますので、一緒に飲むと有効です。

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