アルコールを飲むと、肝臓ががんばって無害な汗や尿や息に分解して処理をしてくれます。処理の仕組みについてはまずこちらを読みましょう。
その処理の時間には個人差はありますが、ある程度「処理する時間」があるのです。体重60~70kgの人で1時間に5~9g程度のアルコールを分解します。目安となるお酒の量は以下の通り。
〈体重60~70kgの人が1時間に処理できるお酒の量※個人差あり〉
・ビール コップ1杯~2杯
・ワイン ワイングラス半分~1杯
・ウイスキー 水割りでコップ半分~2/3杯
・日本酒 おちょこ2~3杯
うえの例に出したような量で、1時間も処理時間がかかってしまうんですね。ビールをジョッキで頼んだらそれだけで結構な時間になるわけです。もっと正確に知りたい場合は、以下の計算式で計算してみましょう。
飲酒量(ml)×アルコール度数(%)×0.8=アルコールの量(g)
処理速度の個人差というのは、体格と、お酒の強さ。
目安として体重60~70kgと書きましたが、もちろんこれより体が大きければ、血管も肝臓も大きく、処理できる量が若干ふえます。逆に小さいと少なくなるのです。逆に体が大きくてもお酒が弱い人もいるように、強い人は処理出来る量が多く、弱い人は少ないです。
あくまでの個人差や体調で変わることですので、目安と考えましょう。
ただ、明日の朝に残したくないから、飲む量は●●杯までにしとこう!といった事前の対策が立てられますよね。