アサリとシジミのみそ汁が二日酔い最強の対策法である!

二日酔い用サプリメントに入っている成分は、大きく分けて2種類ある。
ひとつはタウリンで、もうひとつはオルニチンだ。
このふたつの成分は専用サプリを飲まなくても、食品からでも十分摂取できる。

私は飲み会のあとには必ずアサリかシジミのみそ汁を飲むようにしているが、これで二日酔いに苦しんだことは一度もない。
基本的に貝類であれば何でもよく、牡蠣でもサザエでも効果はある。
しかしみそ汁との相性が良くて飲んだあともスッキリするので、私はアサリもしくはシジミをオススメしている。

どうして貝の入ったみそ汁が二日酔い予防に効くのか、そのメカニズムを説明しよう。

まず、アサリから。
アサリに入っているのはタウリンと呼ばれる成分だ。
肝臓が疲労する原因に「活性酸素」があることは周知の事実だと思う。
お酒を飲みすぎると、アルコールを分解する過程で肝臓内でも活性酸素が生じ、さらには血中の活性酸素も肝臓に集まってきて肝臓はキャパシティーオーバーしてしまう。
肝臓にはもともと活性酸素を除去する働きがあるのだが、それが追いつかなくなってしまうわけだ。
これが二日酔いを引き起こす主因となる。

ところがタウリンが肝臓に存在すると、タウリンが活性酸素の除去作用を手伝ってくれる。
タウリンは胆汁酸の生成を促進する作用があり、全体的に肝臓をサポートすることができる。
したがって、タウリンを豊富に含んだアサリのみそ汁は、二日酔い対策にはとても有効なのだ。

つぎにシジミ。
シジミにはオルニチンと呼ばれる成分が入っている。
二日酔いは直接的には、アルコールから分解されて一時的に生成される物質である「アセトアルデヒド」の毒素によってもたらされる。
オルニチンは肝臓内でできたアセトアルデヒドを分解する酵素を活性化させる働きがあるので、肝臓を負担から救ってくれるのだ。
ゆえにオルニチンがたくさん入っているシジミのみそ汁は二日酔い予防になる。

タウリンもオルニチンも、アプローチの仕方は異なるものの肝臓をサポートすることには変わりない。
だから、シジミでもアサリでも、どちらのみそ汁でも十分に二日酔い予防は可能だ。

さらにワンポイントアドバイスとして、みそ汁にゴマをちょっとふりかけるとさらに効果は増す。
ゴマに入っているセサミンと呼ばれる油分が、タウリンと同じように肝臓の活性酸素除去に働いてくれるからだ。

お酒のあとに水を飲むのも良いが、ここはぐっと効果を実感できるアサリ・シジミのみそ汁が私的にはとてもオススメしたい。

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